◇(制作活動)…ハグハグの木をクリスマスツリーに変えよう!
2日間にわたりクリスマスツリーを作りました。今回は手形アートでツリーを表現します🎄活動を始める前にツリーのイメージ図を見せると「こんな感じなんや」「やってみたい!」と子ども達はワクワクしていました♪
絵の具の用意をする係、シートを敷き模造紙を広げる係、ツリーの下書きをする係といった役割分担を決めて、準備を進めていきます。絵の具の準備では、「この色きれいやな」「もうちょっと濃い色があるといいな」と子どもたちで作った色を確認し合い、色味を調整していました。ツリーの下書きでは、「これぐらいの高さにしよ」「もう少し長く描いて」と話し合いながら描き進めていました。
準備ができたらツリーに手形アートをしていきます。手形を押す前にきれいな手形の仕方を伝えていたため、手形がしっかり写るように指先や手のひらをよく押さえて取ろうとしていました。年下の子が手形を押す時に、年上の子が「もう少し手を開いた方がいいよ」と教えてあげる姿には心が温まりました(*^-^*) ツリーの木の部分と幹の部分に手形が出来たら、フィンガーペイントでイルミネーションを表現していきます。一人ひとり思い思いに押していき、時に「ここもう少し黄色足していこ」と全体のバランスを見て声を掛け合っていました。イルミネーションが増えていくにつれ、彩り溢れるツリーへと変わっていきました。
ついにメインのツリーが完成!これだけでも素敵なツリーですが、「ツリーのまわりに何かあってもいいよね」という話に。すると一人の子が「雪の結晶降らせてもいいんちゃう?」と提案をしてくれました。指で雪の結晶を表現して見せてくれると「きれい!」「やってみよ」と、みんなが大賛成。この素敵な発想力に私たち指導員も本当に驚かされました(*^_^*) 水色や青色の絵の具を使って雪の結晶を描いていく度に、ツリーのまわりがひんやりとした冬の雰囲気に包まれていきました。
雪の結晶も降らせ完成した全体図を見て「すごい!」「めっちゃきれいやな!」とみんな絶賛✨子ども達の表情は、やり遂げた満足感に満ち溢れていました。準備から最後の仕上げまで、みんなが協力しあったからこそ、最高のクリスマスツリーが出来上がりました!






◇(言語・コミュニケーション)…伝言ゲームで聞く力を高めよう!
この日は伝言ゲームをしました。今回は文章を伝えます。“聞く力”と同時に“記憶力”も必要になってきます。
最初に3文節の文章からスタート。「きょうの よるごはんは おすし」といった内容の文章を伝えていきます。指導員から文章を聞いた子は、文章が聞こえると「わかった」と言い次の子に伝えます。聞く側の子は聞き取れない言葉があると「もう一回言って」と言い何度か聞き返していました。最後まで全員に伝え終わり、正解していると「やった!」と喜んでいました。
次に3グループに分かれて行います。グループによって3文節、4文節、5文節と伝える文章の長さが異なります。トップバッターに当たる子は、正しく文章を聞こうと何度も聞き返そうとしていました。伝言ゲームは、一人の子にひっそりと伝えるゲームです。最初は伝える時に声が大きく周りに聞こえてしまう場面が見られましたが、その都度小さな声で伝えるように言うと、声の大きさを意識しながら伝えようとしていました。今回の活動では文章の意味は合っているものの、何故か途中で表現が変わってしまうことが何度もありました。お題の文章が「昨日 鳥が 空に 飛んだ」であると、「昨日 鳥が 空に ぶっ飛びました」というように変わり、「何でそうなんの!」と大笑いになる場面も。やっと正しく最後まで伝わった時には「ようやく!」と嬉しそうでした。5文節のグループは、言葉を聞きながら文節ごとに数を数えている姿もあり、覚えるための工夫の仕方に感心させられました(*^-^*) 時折笑いが起こりながら和やかな雰囲気で楽しんでいました。
人の話を正確に聞き取り伝えるという行為は一見簡単に見えますが、情報量が多くなるにつれて難しいものとなりますよね。聞く力は、会話において重要な要素です。また楽しみながら聞く力を伸ばしていけるような活動を提供していきたいと思います。



◇(認知・行動)…リズムに合わせて音を鳴らし、音感を高めよう!
この日はカップスをしました。カップスとは、紙コップを使いテーブルに打ち付けたり拍手を組み合わせたりしながらリズムを刻む演奏法です。半年ほど前に「さんぽ」の曲をしましたが、今回は「ライラック」という曲に挑戦しました。難易度は上がったものの、子どもたちにとって聞き馴染みのある曲だったため、喜んで参加してくれました。
最初に一つひとつのリズムを丁寧に進めていきます。複雑なリズムと動きが多かったため、ゆっくりとしたテンポで繰り返し行うことで、子どもたちは「これならできる!」と自信がつき嬉しそうにしていました。慣れてきたところで、少しずつテンポを上げていきます。リズムに慣れてきた子どもたちは「めっちゃ速い!」と声を上げながらも、速いテンポについていく姿は感心させられました。
次に前奏やサビなど曲のパートごとに練習をします。“失敗してもやりきる”ことを目標にしました。楽譜を見た時は「難しそう…」と不安の声が上がりましたが、最初からみんなで音を合わせていくことで「できるわ!」と安心し、意欲的に取り組む姿勢が見られました。最後に曲を通して演奏します。演奏中は、楽譜を見ながらする子、流れる音を聴きながら合わせる子、指導員の動きを見て演奏する子とそれぞれのやり方で演奏していました。途中で手が止まってしまう場面も。それでもくじけることなく、自分のタイミングでもう一度演奏に参加しようする姿には胸が打たれました(*^_^*) 何度か繰り返しすることでみんなもどんどん合わせられるようになり、最後は一体感のある見事な演奏に仕上がりました!「やったー!」という歓声とともに、最後までやりきった喜びと達成感を感じられた活動となりました✨












