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2025.08.18~2025.08.23

◇言語・コミュ…状況にあった行動や発言を学ぼう!

お盆休み明け最初の活動は、子ども達に主体的に考えてもらう活動でした。子ども達を3つのグループに分け、それぞれ話し合いを行いました。
低学年が中心のグループでは、始めにスカイは何をするところか、こういう時はどうするかなど子ども達に問いかけながら、紙芝居形式で進めていきました。「(スカイは)活動をするところ!」と子ども達から自発的に意見が出ました。トラブルがあった時は「(やめてと)優しく言う」「けどムカつくからやり返してしまう」など、紙芝居を指さしながら自分の考えを教えてくれました。低学年中心のグループの目標としては「言葉で表現しよう」だったので、まず出た意見は皆で受け止め、そこからしてもいいこと・悪いことを考えていきました。「やり返したらどんな気持ちになるだろう?」と考えていくうちに子ども達も真剣な表情で「嫌な気持ちになる」「やり返したらまたやられるやん」と考え、意見する姿が見られました。また、スカイに入って早4か月、スカイでの生活にも慣れ友達関係も広がってきた子ども達。こんなことをされて嬉しかった、こういうことがあって嫌だった等話し合い、自分たちの気持ちを言葉で表現し合いました。低学年だけの少人数のグループということもあって、のびのびと沢山意見を発表してくれましたよ。このグループでは「言葉で表現することの大切さ」「スカイについて」「してもいいこと・悪いことを知ろう」の3つのテーマに分けて話し合いを進めることが出来ました。
中学年が中心のグループは、今のスカイを客観的に見てどう感じるかを率直に話し合い、じゃあどうすればよいか?を考えました。低学年の子に思うところがある、と教えてくれた子が何人かおり、それに対して自分たちが低学年だったころはどうだったかを話し合いました。「俺もこういうところあったな」と過去の自分を振り返ってくれていました。また、高学年に対しては一緒にいると楽しい、安心するという意見が多く出ました。それはなぜか?を話し合い、一人でいる時に誘ってくれるから、ルールを守ってくれるからと、良い所を沢山見つけることが出来ました。それらの話し合いをまとめ、自分たちはどうすればよいか?を最後に子どもたちなりにまとめてくれていました。
高学年が中心のグループでは「今のスカイに自分たちが出来ることは何か」を中心に考えてもらいました。中学年同様、今のスカイの良い所や課題だと感じる所を素直に話し合ってもらい、それに加えて自分たちの経験を踏まえてたくさん案を出し合ってもらいました。「あの頃の俺は最悪だったと思う。俺に比べれば今の子たちはまだ落ち着いてると思う。」「1,2年生はまだ分からなくてしょうがない部分もある。私たちがサポートしてあげたい。」「言い方がキツいのが気になる子が多いと俺は思うから、友達を大切にしてほしい」「もし困ってる子がいるなら、今何をするべきか、やり方を優しく教えてあげたい」と、建設的で思いやりのある意見をたくさん出してくれました。
この活動を通して、子ども達は自分の言葉で素晴らしい意見をたくさん伝えてくれました。この意見を実現してくれるよう、期待したいです。

◇認知・行動…野球ゲームで点数計算をしよう!

新聞紙を丸めて作ったバットと柔らかいボールを使って野球ゲームをしました。本来の野球のルールを少し分かりやすくアレンジし、打球がどこに飛んだかに応じて点数が決まるルールで取り組みました。
初めにみんなでバットを作りました。新聞を棒状に丸めてガムテープで留めて作りました。作り方は同じですが、太めに作ったり固めに作ったりと、それぞれ工夫が見られました。また、近くの子は上手く作れずにいれば進んで手伝ってあげる子もいたりしました。
バットを作り終えた後は、打つ練習をしました。投げられたボールを打つ上級者コースと固定されたボールを打つ簡単コースの2種を用意し、それぞれ挑戦してもらいました。最初は自信の無い子もいましたが、実際に打ってみると思ったよりも飛ばすことはできたようで楽し気に取り組むことが出来ました。
その後、チーム分けをして試合形式で野球ゲームを行いました。打席は1人5打ずつ打ち、合計点数を加算していきました。チームメイトを応援することはもちろん、上手く飛ばせなかった子に対する励ましの声掛けなど、全員が一丸となって取り組むことが出来ました。特にホームランが出た際は「オッケーーーーッ!」「すげぇ!」と、敵味方関係なく大盛り上がりでした。
また、点数計算に関しても、打つたびに「4点!」「3点!」と、みんなで各点数を協力して記憶し、5回打ち終わった後に「3+4+4+3+2=?ハイ計算しておいで!」と、低学年の補助を自然とみんなで行うなど、終始良い雰囲気で進めることが出来ました。

◇制作活動…様々な材料を組み合わせて自分だけの万華鏡を作ろう!

制作を始める前に、「万華鏡とは?」という話をしました。指導員が実際に見本として作っていた万華鏡を見せながら話をしました。中身をのぞき込み、「綺麗~」「ほんまにこんなん作れんの?」と、興味津々でした。
話を終えると実際に制作を開始しました。まずは、中身の鏡の部分をプラバンと画用紙で作りました。型紙を使ってかたどり、ハサミで丁寧に切っていきます。「あぁこうなってるのか!」と、構造を理解しながら楽しんで作っていました。それが出来たらトイレットペーパーの芯に鏡を入れ、キラキラの飾りを入れる受け皿とのぞき穴の部分を作りました。ここがズレてしまうと上手くいかない、ということを事前に話してあったので、とても慎重に取り組んでくれていました。「ここどうやってやるの?」「ここ手伝って!」と、子ども達同士で協力し合ったり指導員に助けを求めるなど、前向きに取り組んでくれていました。
次に飾りを入れる作業をしました。ビーズやカラーセロハン、モールやストローなど、色々なものを使いました。始めのうちはビーズを使う子が圧倒的に多かったのですが、途中からカラーセロハンが綺麗だということに気付き始めた子が増えていきました。中には画用紙を細かく切り、好きなキャラクターの顔を作って入れる子もおり、「すげぇ」と感心されていました。
最後に、画用紙で全体を包んで蓋をして完成です。外側にも各々が好きな模様を付けたりして、最後までこだわりぬいて制作しました。
完成した万華鏡をのぞき、「うおぉ…」と感嘆を漏らしたり、友達が作った万華鏡をのぞいて「なるほどこういうのも綺麗やなぁ」と褒め合ったりしていました。

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