今日は「伝える力」を伸ばすことを目的に①伝言ゲーム②特徴を伝えるゲームの二つのコミュニケーションゲームを行いました。
まず、皆で一列になって伝言ゲームを行いました。ゲームを始める前に意識してほしいこととして「お友達に分かりやすいよう、はっきりゆっくりと伝える」「他のお友達には聞こえないよう声の大きさに気をつける」ことを伝えてからスタートしました。伝言ゲームが始まると早く自分の番が来ないかソワソワと待っている子ども達。順番が回ってくると、皆声の大きさに気をつけながらひそひそと次の子に伝え、最後の子に何と伝わっているのかを楽しみに待っていました。「僕もお題を出したい！」と積極的に列の先頭に立ってくれる子もいました。最初は短い単語から始めましたが、少しずつ難易度を上げて「白いうさぎ」のような言葉を組み合わせたお題にも挑戦しました。「あひる・くま」が何故か「アメリカ」と伝わっていた場面では「なんでそうなるん？？(笑)」と皆で大笑いでした。子ども達はゲームとして楽しみながらも、相手に正しく伝える難しさと丁寧に聞くことの大切さを自然と感じていたようでした。
次に行ったのは、「特徴を言葉だけで伝えて当ててもらうゲーム」です。絵が描かれたカードをくじ引きで引き、その絵が何かを言葉だけで伝えるルールでした。最初に指導員が「パンダ」のカードを例に説明しました。「動物です・色は白と黒です・目の周りは黒いです・好きな食べ物は笹です」と説明をすると、色の説明の辺りで「あ、分かったかも…」と数人の子が気付き始め、笹が好きの情報で確信している様子でした。このように、皆に分かりやすいよう色々な情報を伝えてみてねと説明しゲームをスタートしました。プリンのカードを引いた子は、「デザートです・色は黄色で上は茶色です」など、とても分かりやすく説明してくれました。また、「果物です・色は黄色です・味は甘いです」のヒントから子ども達の答えがバナナとパイナップルに分かれた場面もありました。言葉だけで伝える難しさを実感する良い機会になったようです。
今後も楽しみながら、「伝える力」を育てられる活動に子ども達と一緒に取り組んでいきたいと思います。

今日はリトミックの活動を行いました。リトミックは音楽に合わせて体を動かしながら、リズム感や集中力、運動能力を育む活動です。子ども達にとっては「楽しい音遊び」ですが、実は感覚統合や社会性の発達にも効果的と言われています。
まず最初は机の上で棒を足に見立て、指導員が「前に進む」「その場でジャンプ」「ケンケン」などの動きを見せながら「真似してみよう！」と声を掛けました。子ども達は指導員の動きをよく見ながら笑顔で一緒に身体を動かしていました。「棒を×にしたら近くのお友達と肩を組んでね！」という指示にも、子ども達は楽しそうに肩を組み合っていました。お互いの存在を意識しながら体を動かすことで自然に協調性や社会性も養われていきます。
次にピアノの音を聞き、それに合わせて体を動かしました。高い音の時は前に向かってジャンプして進み、低い音の時は後ろに下がるルールです。音の高さと鳴る回数をよく聞きながら、落ち着いて丁寧にジャンプすることができていました。
最後に皆で輪になって、ピアノの曲に合わせた様々な動きを楽しみました。「この曲が流れたら歩いて進みます」「この曲はスキップします」「子守歌が流れたらその場で寝てください」「救急車のサイレンの音が聞こえたら壁に寄って道を開けてあげよう！」といったいくつかの動きを説明し、スタートしました。それぞれの曲が流れるたびに、子ども達は笑顔でルールを守りながら体を動かしてくれました。子守歌が聞こえるとその場で「寝るわ、お休み！」と寝転び、たくさんのいびきが聞こえてきたので指導員も思わず笑ってしまいました。また、起き上がるときはちょうちょの曲に合わせて「♪起きて～起きて～〇〇小学校のお友達～」や「♪白い靴下のお友達～」といった声掛けに、該当する子が「僕やん！！」と嬉しそうに笑って起き上がる姿が見られました。
今後も子ども達一人一人のペースに合わせながら、楽しく、心も体も育つリトミックの活動を続けていきたいと思います。

今日は皆で手作りゲームを作りました。「どんなゲームを作んの？？」とワクワクしている様子の子ども達。今回は、まず最初に子ども達自身でどんなゲームを作るかを決めてもらいました。さらに、そのゲームを作るために必要な材料や、どのような手順で作るのかも自分達で考えてもらいました。今回子ども達が選んだのは「ゴムホッケー」と「手作りサッカー盤」の二つのゲームです。「この箱なら大きさもちょうどいいんやない？」「これなら強度もありそう」と廃材の中から材料に適したものを真剣に探す子ども達。材料を組み合わせたり、実際に動かしてみたりしながら、試行錯誤しつつ制作を進めていました。
ゴムホッケーは輪ゴムでペットボトルのキャップをはじいて相手の陣地に飛ばすゲームです。仕切りの隙間はキャップがギリギリ通る絶妙な広さに調整されていて、こだわりが光っていました。手作りサッカー盤にはスカイの子ども達に人気のキャラクターをたくさん貼り付け、遊び心満載の作品が出来上がりました。スカイは想像力豊かで制作が好きな子が多く、その発想に指導員は毎回驚かされます。「ここにペットボトルのキャップ入れを付けたらどう？」と使った後の収納まで考える姿もあり、子ども達が意見を出し合いながら工夫を重ねて、指導員の想像を超える素敵なゲームが出来上がりました。
完成したゲームで遊んでみると癖になる楽しさで、皆何度も遊んでいました。遊びながら「これは絶対人気出るわ～」「〇〇君とか好きそう」と、今日は来ていないお友達のことまで考えてくれる優しい姿に、指導員も心が温かくなりました。「せっかくこんなに楽しいゲームができたから、大切に使ってもらえるようにもっと可愛くしよう！」と最後は飾りつけもして、とても素敵なゲームを完成させてくれました。今日作ったゲームを使って皆で遊ぶのが楽しみです😊