◇制作活動…端午の節句に向けて「鯉のぼり」を作ろう!
みんなで協力して、大きな鯉のぼりを制作しました。鯉の頭としっぽは制作に長けた子たちが担当して作り、他の子たちで胴体となる小さな鯉のぼりをたくさん作って「スイミー」のような形式で制作しました。
小さな鯉のぼりは、画用紙を切り抜いて作りました。高学年の子がリーダーシップを発揮し、「これ使って3枚切って」「そのノリ、使い終わったらこっちに貸して」と、低学年の子たちを上手くまとめながら、分担して制作に取り組んでくれました。その結果、とてもスムーズに作業が進みました。
切り終えたら、小さな鯉のぼりの模様を付けました。今回はスタンピングの技法を子ども達に紹介し、メラミンスポンジや綿に絵の具を付け、ペタペタと模様を付けていきました。中にはこれまでの制作の経験を活かし、自らスパッタリングの技法を用いて独自の模様を生み出す子もいました。
一方で、制作に長けた子たちには、画用紙を用いて頭としっぽを制作してもらいました。参考となる画像を見ながら、見事な作品を作り上げてくれており、そのクオリティの高さに周りの子たちも「すげぇ…」と感心していました。
飾りつけも、みんなで行いました。全体を見ながらバランスを整える担当の子が低学年の子たちにも「もうちょっと上に貼って」と優しく指示を出してくれて、配置まで綺麗で見事な鯉のぼりが完成しました。
◇運動・感覚…サーキットトレーニングで体幹・バランス感覚を鍛えよう!
この日は子ども達を2グループに分け、体幹を鍛えるコースとバランス感覚を鍛えるコースの2種類のコースを体験してもらいました。
体幹を鍛えるコースは、レッグマジック・雑巾がけ・蜘蛛歩きの3つの動きを取り入れました。どの動きも普段のサーキットトレーニングではあまり取り入れられることのない動きで、特に雑巾がけの動きは子ども達にとっても新鮮だったようで取り組みながら笑顔を見せてくれていました。また、蜘蛛歩きの動きは高学年の子が得意としており、素早く大げさに体を動かす事で、低学年の子たちを笑わせる一面もありました。
バランス感覚を鍛えるコースは、U字型のバランスボード・けんけんぱ・バランスボール・バランスストーンの4つの動きを取り入れました。こちらはどの動きも分かりやすいものが多かったですが、バランスボールが特に面白かったようで、ボールの上でしっかりと体に力を入れつつも、笑顔で取り組んでくれました。「こんなん落ちるわけないやん!」と言いつつも、指導員に揺さぶられると「イヤァァァ!」と叫びながら楽しそうに踏ん張っていました。
どちらのコースでも終始笑顔の絶やさずに体を鍛えることのできた、楽しげで素敵な雰囲気の運動療育となりました。
◇認知・行動…紙コップでいろいろな物を作り、みんなで楽しく遊ぼう!
紙コップを使った工作活動でした。これまでの紙コップを使った工作活動では「踊る紙コップ人形」を作っていましたが、今年はより手早く完成する「紙コップ鉄砲」を作って遊びました。
作り方は至ってシンプルで、①紙コップの底を切り抜く。②ハサミで4カ所切り込みを入れる。③輪ゴムをクロスするように引っかけてテープで固定する。以上3つの工程を踏めば出来上がりです。制作に慣れているスカイの子ども達は、ハサミは慎重に使いつつ、スムーズに作り上げることが出来ました。作品のクオリティを高めたい子たちは紙コップに好きなイラストを描くなどして制作を続けました。ゴムの張り方を工夫したり、紙を丸めて自作の球を作ったりするなど、紙コップ以外のところにも個性を出すなどして、制作自体も楽しんでくれていました。
出来上がった子たちからどんどん遊び始めました。中にピンポン玉を入れ、引っ張って離して鉄砲のようにピンポン玉を飛ばして遊びました。飛ばし方に若干のコツを要しますが、すぐにコツを掴んで、楽し気に飛ばして遊んでいました。「上手く飛ばないんだけど!」「ボールをこうやって離すと綺麗に跳ぶよ!」と、子ども達同士で教え合ったりするなど、遊びを通して仲良く交流する様子もありました。的当てのブースと玉入れのブースを用意しましたが、どの子もどちらも楽しんでいました。
今後もさらに子ども達の制作力・創造力を高められるよう、子ども達が楽しんで取り組めるような療育活動を提供したいと思います。