◇制作活動…ハグハグの木をクリスマスツリーに変えよう!
月が替わって12月となりました。今年最後のイベントであるクリスマスに向け、ハグハグの木をクリスマスツリーに生まれ変わらせます。
ツリーの葉の部分を、緑色の花紙で作りました。5枚重ねの花紙を蛇腹織にして真ん中を留め、一枚ずつ開いていきました。制作活動で花紙を扱うのは久しぶりでしたが、子どもたちの花紙を作る感覚は鈍っておらず、スムーズに量産してくれていました。制作中には、「花紙もっとください」と丁寧にお願いをし「ありがとうございます!」とお礼まで言うことが出来ており、そういった当たり前のことが当たり前にできる様子から、子どもたちの成長を感じました。ある程度の個数まで出来上がると、子どもたちの中から飾り付けをしてくれる子が表れ始めました。制作活動に特にセンスのある子が中心となり、全体のバランスを調整しながら花紙を壁に貼り付けていきました。「あと10個くらい作って!」と、子どもたち同士で声を掛け合いながら作っていく様子が見られるなどスカイの子どもたちのチームワークの良さも感じることが出来ました。
翌日には仕上げを行いました。よりクリスマスらしい雰囲気が出るように、白い綿を散らして雪を表現したりしました。ここでも、綿を飾っては全体のバランスを整え飾っては整えを繰り返し、最後まで子ども達が協力して素敵なクリスマスツリーが出来上がりました。
◇認知・行動…トランプ遊びをしながらルールや数字の学習、記憶力を養おう!
活動でトランプを扱うのはかなり久しぶりです。この日はみんなで大富豪をしました。
大富豪をあまりやったことがない、ルールが分からないという子たちは、指導員が一通りルールを説明してから取り組みました。説明を聞きながら「それ知ってるよ!」とリアクションをしながら聞いてくれていました。いざ始まってみると、初めて大富豪をする子がスイスイとルールを理解してくれたり、逆にルールを理解しきれていない子に対して分かっている子が「次に出せるのはこれやで~」と優しく教えてあげていたりしました。
活動前からルールをよく知っている子たちに関しては、膨大な数のローカルルールの中から好きなものを選んで取り組んでもらいました。通っている学校によって少しずつ違ったりする細かいルールを始める前に参加するメンバー全員で確認し合い、子どもたちで話し合いながら決めていました。「これってこういうやつやんな?」「これめんどくさいでなしにしやん?」「これはいるやろ!」とルールの話し合いから盛り上がっていました。いざ始まってみると、ルールの理解度に差があり「よくわからん!ムズイ!」と言っている子も中にはいましたが、それでもみんな笑顔で取り組んでいました。
◇人間関係・社会性…レクリエーションゲームを通してみんなで協力する気持ちを育もう!
この日は2種類のレクリエーションゲームを行いました。
最初に行ったのは、「人文字作り」です。数人のグループで協力して指定された文字を体で表すというシンプルなルールでした。「俺こっちやるからそっちやって!」と、子ども達同士で話し合い、協力しながら色々な文字を作りました。「う」「イ」「に」といった簡単な物から「8」「石」のような複雑なものまで様々な文字を作りましたが、どの文字も子ども達で工夫して笑顔で楽しむことが出来ました。特に「8」を表現する際には、体全体を使ってどう表現するかを悩むグループが多い中、足のみを巧みに使い見事に工夫された「8」を表現出来たグループが現れました。それを見た他のグループもその「8」を参考に身体の使い方を工夫してどんどんお題をクリアすることが出来ていました。
2つ目に行ったのが、「風船ラリー」でした。みんなで輪になって手を繋ぎ、手・足・頭を使って風船を落とさないように浮かせ続けるゲームでした。全員で行ったため、子ども達の中でも体格差がありましたがその体格差をものともせず、声を掛け合いながら落とさないように頑張っていました。「そっちそっちそっち!」「OK!俺行く!」と協力し合い、連続で50回もラリーを続けることが出来ました。
中にはこの日のレクリエーションゲームがとてもハマった子もいて、いつも以上に笑顔で楽しそうに取り組んでくれていました。積極性も得られ、終わりの会の時には自ら挙手をして感想の発表もしてくれました。レクリエーションの効果が得られた喜びを感じた時間となりました。