◇生活訓練…お手玉を使ってゲームをしよう！

お手玉と言えば昔の遊びのイメージが強く現代の子どもたちにとってはなじみのない遊びだと思います。昔の遊びを現代(いま)に伝えるのも療育の一環だと思い取り組みました。この日は子どもたちに楽しく取り組んでもらえるようオリジナルのゲームも交えて行いました。

まずは普通のお手玉を楽しみます。お手玉ができる子どもにお手本を披露してもらったり指導員がやり方を教えて取り組みました。なかなか最初はうまくいきません。「こんなんできや～ん、もう無理」と途中で投げ出してしまいそうな子もいました。それでも指導員も練習したらできるようになったことを伝えたり、まずは一つだけ上に投げて受けてみようというところから始めると次第に感覚を掴みだしできるようになってきました。「見て見て～、できたよ！」と嬉しそうに見せてくれます。そして最初は一回もできずにくじけそうだった子が最後には10回以上できるようになりました！できなかったことが出来るようになったことの喜びを感じてもらえた瞬間でした。

後半はお手玉を使ったバランスゲームを行いました。まずはみんなで協力。一人ずつ前に出てきてバランスを崩さないようお手玉を抜いていきます。次にチームに分かれてそれぞれで積み上げていくことに取り組みました。子どもながらの発想と知恵を使い、各チーム上手に積み上げることができました！活動が進むにつれ、子どもたちの目にも輝きが芽生え、友だちと仲良く協力し合う姿が見られるようになりました。そしてお互いに喜びを分かち合います。

この日の活動からいろいろなことが学べました。出来なかったことができるようになったことの喜びと大切さ、友だちと協力し合うことの喜びと達成感。お手玉でも工夫して取り組むことでこんなにもいい療育になるんだということを指導員も感じられた一日となりました。

◇制作活動…プラ板でオリジナルキーホルダーを作ろう！

みんな大好き、プラ板の活動です！

この日は子どもたちの宿題に取り組む姿も素晴らしくいつもより早く活動を始めることができました。

ひとつは自分用に、もう一つは大切な人へのプレゼント用を基本に作りました。

まずは説明。初めてプラ板制作に携わる子もいるのでしっかりと説明をします。こんな大きな板がこんなにも小さくなるんだよということに驚く子もいました。説明が終わるとみんなさっそく制作に取り掛かります。すでにイメージが出来ていている子、なかなか描きたい絵が思いつかず本や画像で検索する子…子どもたちも前向きです。絵が完成するといよいよプラ板に熱を加えます。オーブンの中でぎゅっ～っと縮こまるプラ板に子どもの目も釘付けです。中には不安そうに見つめる子も。熱が加わったプラ板をまっすぐに整えると完成！うまく出来上がった時の表情はとても嬉しそうでした(#^.^#)

自分用のものとプレゼント用のものにはキーチェーンも付けました。そして世界に一つだけのオリジナルキーホルダーが完成しました。完成すると「見て見て～」と友だちや指導員に嬉しそうに見せてくれます。お互いに褒めあい、刺激を受けあい、とてもいい雰囲気で活動が流れていきました。プレゼント用には子どもらしい心温まるメッセージも…♪大切な人に喜んでもらえるといいね(^_-)-☆

◇買い物実習…『あいづや』へ行ってお買い物体験をしよう！

いつもお世話になっている『あいづや』へのお買い物体験。子どもたちにとっても人気の高い活動です。

朝から子どもたちはお買い物を楽しみに、わくわくした表情でスカイに来てくれました。学習が終わった子から買い物の予行練習を行いました。決められた金額の中で自分が欲しい商品を選ぶのは大変です。金額が高いもので商品数を抑えるか、金額の低いものでたくさんお買い物をするか、子どもたちも知恵を絞ります。

店内に入るとたくさんの商品に子どもたちの目も輝きます。手に取ってみては考えて悩んで、やっぱりやめてみたり。でもやっぱりさっきのお菓子が欲しいとまた戻ってみたり。金額がわからないものがあると自分でお店の人に聞きに行くという姿も見られました。計算が苦手な子は指導員に計算を手伝ってもらいながら「まだ買える？」と聞いてくれます。そして自分でお金を握りしめて会計をします。ぴったり合うとほっとした表情でお菓子の入った袋を大切そうに握り締めて「ありがとう」と店を出ました。

スカイに帰ってきてからみんなで買ってきたおやつをいただきました。「これは弟へのお土産」と家族の分まで考えて購入した子もいます。「見てー、こんなん入っとった」とおまけ付きの商品を手に取って遊んだり見せてくれた子もいます。友だち同士お互いにおやつを見せ合いっこしながら楽しいおやつタイムになりました(^^♪