計３種類のビジョントレーニングをしました。
１つ目は初めての試みをしました。壁にジグザグにマスキングテープを貼り、そのテープに触れないように下敷きやマットを使ってボールを運ぶ、といった内容のものでした。何を使って運ぶかは選ぶことができ、下敷きやマット以外ではうちわや本など、様々な選択肢を用意しました。また、運ぶボールに関してもカラーボールかピンポン玉の２択で選んでもらいました。１人計３回ずつ行い、３回とも同じボールを同じ下敷きで運ぶ子もいれば、運びやすい組み合わせを探求すべく毎回組み合わせを変えたりする子もいました。初めて取り組む活動に興味を持ち、どの子も目線を上下に動かしながら取り組んでくれていました。
次に行ったのは、以前のビジョントレーニングでも行ったことのあるものを行いました。カラーマーカーを頭の上にのせ、床に落ちているカラーマーカーを拾って頭の上のカラーマーカーに重ねていく、というものでした。前回同じものに取り組んで際には2.3個程度で行いましたが、今回はステップアップということで、７個を拾い集めてもらいました。頭ごと動かしてしまうと頭の上のカラーマーカーがずれ落ちてしまうため、眼球のみをしっかり動かして取り組む必要がありました。子ども達は「あぁやったなぁこんなの」と言いながら、しっかり眼球を上下させて慎重にカラーマーカーを拾い集めてくれていました。
最後に取り組んだものも初の試みとなるものでした。外野の子が転がしてくるボールをよけながら床に転がっているカラーボールを色分けする、というものでした。ボールをよけながら違うことをする、というのがドッチボールに近い感覚だったようで、目をあちこち動かしながらみんな笑顔で活動に取り組んでくれていました。
どのビジョントレーニングでも、しっかりと楽しみながら眼球を動かすことが出来ました。

冬になると空気が乾燥し火災がよく発生する傾向があります。それに合わせてスカイでも、火災を想定した避難訓練を行いました。
始めに、火災に関するクイズを通して知識を深めました。火災が発生した時の逃げ方や避難場所についてのクイズに対し、「2番やろ！」「これは１番や」と積極的に手を挙げて答える子どもたちの姿がありました。コンセントに溜まったほこりや水分が原因で出火する、トラッキング現象についての説明をすると「へぇ～」と、関心したような声が上げ、身近な所でも火災が発生することがあると感じてもらいました。
その後、スカイの室内のコンセントから出火した、という想定で実際の避難場所まで避難しました。火災発生と同時に指導員の指示に従い、火元から離れました。先ほどまでのクイズを子ども達が自身で思い出しながら、自ら口元をふさいだり姿勢を低くしながら移動していました。これまでの避難訓練の成果が表れているのか、その後の避難先までの移動中も慌てることなく落ち着いて列になって動くことが出来ました。
避難を終え、スカイに戻ってきてから振り返りを行いました。「お・は・し・もの約束守れた！」「最初は口を抑えるのを忘れてたけど、自分で気づけた」と、出来たことを素直に教えてくれた子もいれば、「ホンマの火事やったらもっと早く外に出ないとダメだったんじゃないかな」「玄関から出るところをもっとスムーズにすれば移動時間をもっと短くできたと思う。」など、次につながる振り返りをしてくれた子もいました。このような振り返りの意見からも、子ども達の真剣さが感じられた避難訓練となりました。

もうすぐクリスマスですね。子ども達が楽しみにしているクリスマスにちなみ、スノードームを作りました。折り紙で作ったクリスマスツリーを思い思いに飾り付け上から切ったペットボトルを被せて作りました。
初めに、全員で折り紙のクリスマスツリーを作りました。１枚の折り紙で出来るものでしたがやや難易度が高く、袋状にしてつぶすように折る「中割折り」を多用したりハサミで切り込みを入れたりする作業が多いものでした。最初は「難しそう」と言っていた子もめげずに挑戦し、頑張って取り組んだ結果、どのクリスマスツリーも素敵な仕上がりになりました。
ツリーが完成したら、次は自由に飾り付けをしました。見本として用意したものはあえてシンプルにしました。ここからが子ども達の本領発揮です。子ども達の想像力は非常に豊かで、十人十色な作り方を見せてくれました。オーナメントを画用紙で作ったり、発泡スチロールを削ったり綿をちぎったりして雪を表現したり、台紙となる段ボールをペンで綺麗に塗ったり、ペットボトルをマスキングテープで彩ったりと、それぞれが思い描くスノードームを作り、個性的なスノードームがたくさん出来ました。
たくさんのスノードームに囲まれて、クリスマスの雰囲気が感じられる１日となりました。