◇(運動・感覚)…「スライム作り」色々なスライムを作り、感触や感覚を楽しもう！
久しぶりの学校に疲れて帰ってくること思っていましたが、スライム作りを楽しみにルンルンで学校から帰ってきた子どもたち。自分たちで材料を量って作っていきました。何色にしようかな～ラメを入れてみようかな～と悩みながら自分だけのスライムにとても嬉しそうでしたよ。
ホウ砂水を入れる量に苦戦したり、いつまで混ぜればいいのか分からず「手が痛い～疲れた～」と言っている子もいましたが、その過程もなんだかんだで楽しむことができた様子でした。
完成した自分のスライムを何度も伸ばしたり丸めたりして遊ぶ子、お友だちのスライムを触らせてもらって自分のスライムとの感触の違いを感じる子や、手に付く感触が苦手な子もそっと触っている姿が見られました。楽しい時間はあっという間で、「もっと遊びたかった～持ち帰って良いの？」と物足りなさそうな表情でした。
たくさん感触を楽しんだ後は振り返りの時間を設けました。材料を思い出すのに頭を抱える姿や名前が何だったか分からなくなる姿もありましたが、「覚えたら家で作れるやん」と嬉しそうにしている子もいました。
もっといろんな感触のスライムを作ってみたいと次回のスライムの活動を楽しみにしてる子どもたちでした。
◇(言語・コミュニケーション)…カードゲームを通して友達とのコミュニケーション力を高めよう！
スターではオリジナルのなんじゃもんじゃカードを描くところからスタートしました。1人９枚の絵を描きコピーを２枚取って色を塗っていきました。同じカードが３枚ずつできます。
絵を描くのが好きな子はあっという間に描き上げてお友だちが描き終わるまでに指導員と真剣衰弱やババ抜きをして待ちました。
絵を描くのが苦手な子や、何を描けばいいか悩んでいる子は指導員と相談をしながら描き進めました。中には上手に描けなかったと悔し涙を流している子もいましたよ。
描くことに時間をたくさん使ってしまったため、遊ぶ時間が短くなってしまいましたが、お友だちのカードと混ぜてなんじゃもんじゃ、ババ抜き、真剣衰弱、UNO？をして楽しそうな声が聞こえてきましたよ。
描いてある絵が裏から透けて見えているのですが、見えないふりをして遊んでいる姿がとても可愛らしかったです。「持ち帰ってもいいの？」と尋ねられ「いいよ」と伝えられるととても嬉しそうでした。ご自宅でも楽しんでもらえたら嬉しいです。
◇(健康・生活)…自分の荷物の整理や管理の仕方を学ぼう！
声をかけた子にそれぞれ筆箱、連絡袋、ランドセルを持ってきてもらい、どこに何がどれだけ入っているのか自分の物を把握できているか確認をしていきました。
筆箱に鉛筆が何本で…あとは…、ん？この紙の端切れは？連絡袋に入っているのはいつのプリント？プリントがランドセルの底に…あれ？草が出てきたよ？？？と子どもも大人も不思議な時間になりました。
確認後、「片付けが好きな人～」の問いかけに手を挙げたのは数人。そこで苦手な子が上手にお片付けをしていくには、物にそれぞれのお家『住所』を作ってあげること、使い終わって今必要がないものはその時にお家に帰してあげることが整理の一歩目になるのでは？とお話をしました。その話を聞いて「そっか～、僕たちもお家に帰るもんね」と納得できた様子の子どもたち。
次に、修学旅行に向けて借り物競争をしていきました。借り物の中には必要のないおもちゃも混ぜて、修学旅行に必要な物かどうかの判断をしつつ、物の名前や枚数など適切に借りてこられるかチャレンジしました。
バスタオルとプールのループタオル違い、フェイスタオルとハンドタオルの違い、靴下２足とは？など戸惑いながらも一生懸命探していた子どもたち。借りてきたものを指定されたかごにキレイに畳んで入れる子もおり日々の療育が伝わっているんだな～と嬉しく思いました。
忘れ物をした時に「お家の人が入れてくれなかったから」ではなくどこに何があって何が必要か、まずは興味を持って自分で準備して自分で責任を持って行こうねと締めくくりました。
