◇制作活動・・6月の風景をイメージしてハグハグの壁面を飾ろう!
6月と言えば何を思い浮かべるでしょう?・・・という質問は先週のカレンダーの活動で行っているので、子ども達はある程度6月のイメージを持ってくれていました。今回は子どもたちが思い浮かべた6月のイメージに合うものの中から、傘・カタツムリ・カエル・長靴・紫陽花・しずくの6種類のガーランドの作成に取り組みました。
基本的な作り方としてはこれまでの制作活動と同様に、型を使って画用紙に線を写し取り、その線を切るというものです。カエルや傘、長靴といったシンプルで分かりやすいものが多かったため、制作の得意なスカイの子どもたちはサクサクと作り上げてくれました。
そんな子ども達が最も作りたがっていたのがしずくです。しずくは他の物と作り方が多少異なり、透明のフィルム・しずく型に切り取られた画用紙・寒色系のセロハンを使って作りました。フィルムとセロハンはハサミで切りにくく、苦戦する子もいましたが、指導員に自分の言葉で協力をお願いしたりして上手く作り上げてくれていました。「できた!」「めっちゃ綺麗になった!」と、嬉しそうに完成したしずくを指導員や周りの友達に見せていました。
しずく以外では紫陽花も他4種とは作り方が多少異なり、型通りに切った後に小さな折り紙で作られた紫陽花の花を選んで貼り付けるという、センスの問われるものでした。が、イメージがしっかり持てているスカイの子どもたちは、紫・青・ピンクといった紫陽花らしい色をしっかり選び、鮮やかな紫陽花を咲かせてくれました。
この活動は月・火曜日と2日間掛けて行い、最後には子どもたち自ら壁に素敵なガーランドを取り付けてくれました。
◇運動・感覚・・・リズムに合わせて音を鳴らして音感を高めよう!
この日の音楽療育は3部構成で行われました。
まず始めに、「けんけんぱ」をしました。言葉だけで聞くと簡単そうですが、「けんけんぱ」は体幹もリズム感覚も必要となる運動であるので意外にも難しいものです。その「けんけんぱ」を、キーボードの伴奏に合わせるだけでなく、音の高低で足を使い分けたり、青いテープを使って区間を制限したりして行いました。最初は「イケるやろ」と言わんばかりの余裕そうな雰囲気を醸し出していた子ども達ですが、いざやってみるとタイミングが合わなかったり青いテープを超えてしまったりと、思っていたよりも高い難易度に少々苦戦していました。それでも頑張って音を聞き分けながら、正解の動きをしようと取り組んでくれていました。
次に、紙コップを使ったリズム打ちを行いました。これまでの活動でもリズム打ちは何度か経験してきましたが、紙コップを使うのは初めてであり、子ども達は興味津々な様子でした。左手の紙コップは四分の二拍子・右手の紙コップは四分の三拍子で音を鳴らす、というこれまた難しいことに挑戦しました。ですが、たとえ難しくても間違っていても、リズム打ちに取り組む子どもたちは皆楽し気な表情で取り組んでくれており、できた時には嬉しそうなリアクションを見せてくれていました。
最後に、ウッドブロックやタンバリンを使ったリズム打ちを行いました。先程までの紙コップは、力加減を調整しないと潰れて音が出なくなってしまいますが、楽器は思う存分音を奏でることが出来ます。指導員が提示した3種類の楽譜の音符と休符・自分が演奏するのはどの楽譜なのかをしっかり見極め、参加した子ども達全員で楽しく合奏することが出来ました。
◇人間関係・社会性・・・自然と歴史を感じながら亀山公園で楽しく過ごしてみよう!
前回の亀山公園へお出掛けするはずだった日が悪天候で中止になっていたため、久しぶりに亀山公園へ遊びに行くことが出来ました。約2時間滞在し、前半1時間を遊具エリアで、後半1時間を広場で遊んで過ごしました。初夏に差し掛かり気温も湿度も高く日差しが強まる時間もありましたが、こまめに休憩と水分補給を取り、熱中症対策もしっかり行いながら遊びました。
この日は天気も良く、公園に着いた時には既に遊具エリアには一般の人たちが大勢いましたが、スカイの子どもたちはしっかり遊具の順番を守り、周りにいる自分たちよりも小さな子たちに配慮をしながら目一杯楽しんでくれていました。この他にも、これまでのお出掛けの活動でも言われている「決められた場所で遊ぶ」「休憩の時間はしっかり体を休める」といった約束事が子どもたちの中に定着してきているようで、改めてそういったルールを確認をせずとも、安全に遊ぶことが出来ていました。
広場へ来てからは、ドッヂボールをして遊びました。指導員が口を挟まずとも子ども達だけで「こういうルールにしよう」「チームはジャンケンで決めよう」と、話し合って決めていく姿があり、子ども達の社会性の成長を感じることもできました。若干風が強く、中々狙ったところにボールを投げられないという状況でしたが、「当たってくれよぉ~」と冗談を交えつつ、皆が笑顔でドッヂボールに興じていました。