◇認知・行動…みんなで音読会をしよう!お友達の音読を静かに聞こう!
宿題の中でもいつも行っている音読。「音読かぁ」とテンション低め⤵の声もありました。そんな中でも宿題が終わった子から音読活動に参加してくれました。
今回は、グリム童話の短編集から選択した“星の銀貨”の物語を読んでもらうことにしました。あらすじは、貧乏な少女が困っている人に、自分の物を与え続けていきます。すると空から銀貨が降ってきて、豊かに暮らせるようになるという内容で“良いことをすれば、自分に良いことが返ってくる”というメッセージのお話です。
フリガナ付きのプリントを手に取ると、声に出さずに読み始める様子。まずは指導員が、声の大きさ・速さ・トーンに気を付けて読んだものを聞いてもらい、その後を一人ひと段落ごとに順番に音読してもらいました。難しい子は指導員と一緒に読み進めました。初めからハッキリした声が出せる子や一本調子な子、トーンが低めの子等、一人ひとり様々でした。
次に、低学年同士・高学年同士で二人一組になって向かい合っての音読形式を取りました。すると、高学年グループにもなると、会話文に見合った情感込められた表現ができた声も聞こえます。続いて相手からの刺激を受けて、声の大きさやトーンが整ってきている声も聞こえます。
声に出して読むことによって、脳に良い刺激がいき、多くの良い効果が得られるとのこと。大事な成長過程の子ども達にも必要な活動なので、これからも日々の音読活動を大切にしていきたいです。
◇健康・生活…避難訓練を通じて防災に関する知識と技能を高めよう!
避難訓練は年4回行っている活動で、今回は風水害対策での訓練です。子ども達は、“警報が出たら学校休めるかも”とつい期待しがちですが、風水害も命に関わる災害の一つです。どうして避難訓練をしないといけないのかの意識を知ってもらうところから始めました。
まずプロジェクターで過去に起こった台風の被害状況などを見てもらいました。さっきまで「台風ラッキーやん」と笑っていた子ども達も、被害の大きさに息をのみ、真剣な顔つきに変化したのが印象的です。次は防災に関わるクイズを出すと、元気良く手が挙がり答えてくれました。以前覚えたことを思い出しながら、ほぼほぼ正解することができました。
その後、風水害時の避難場所の愛宕公民館へ出向きました。慌てず落ち着いて、決まったルートを歩いていきました。二人一組で手を繋ぎ、安全第一です。高学年の子が自主的に低学年と手を繋ぎ、誘導してくれるなど頼もしい姿が見られました。到着して避難場所をしっかり確認できました。実際に行って確認できると、防災への意識が高まります。
戻ってからのおやつも、この日のために特別に準備した“乾パン”を食べました。「おいしいっ」と以外に人気でした。
命にも関わるため必要な防災訓練です。意識が薄れてしまわないよう定期的に行っていきます。
◇人間関係・社会性…みんなで飲食店へ出かけ、お昼ご飯を食べよう!
みんな待ちに待った外食の日です。なかなか大勢の友達とご飯を食べに行く機会のない子どもたちにとっては貴重な体験となりますね。今回のお店はスカイの近所にある『和とん』さんにしました。なんと、子どもたちのために特別メニューを用意してくれていました。
出発前にはおでかけの約束をしました。日頃の活動で食事マナーなどにも触れていることもあり、子どもたちからは活発に意見がもらえました。
お店に入ると「こんにちは~」「よろしくお願いします」などきちんと挨拶もできました。自分のところに料理が運ばれると子どもたちの目も輝きます。「いただきます」と言って食事をいただきました。「おいしい!」「めっちゃ豪華やん!」「からあげうまっ」「またここの店がいい」いろんな会話や感想が聞こえてきました。行儀よく食事をいただいた後はひとりずつお支払い体験もさせてくれました。ここでも日頃のハグハグマネーの活動が活かせました。そして帰り際には「ごちそうさまでした!」「ありがとうございました!」と元気よく挨拶をすることもできました。
スカイに戻ってきてからは振り返りをして余韻が残っているうちにお礼のお手紙もみんなで書きました。子どもたちの文章を読むと子どもらしい素直な言葉がたくさん書いてありました。そしてさっそくお店に行ってみんなでそのお手紙を渡しました。最後は記念写真をパシャッ📷店主さんも喜んでくれてとてもいい思い出になりました(*^-^*)
この日のためにいろいろと無理を聞いてくださった和とんの店主さんはじめ親切に対応してくださったスタッフの方々に心より感謝申し上げます。これからも地域の方との交流を大切にしていきたいと思います。