◇学習支援…トランプ遊びをしながら、ルールや数字の勉強をしたり記憶力を養おう!
活動でトランプを扱うのは久しぶりとなります。この日は「一休さん」「神経衰弱」「大富豪」の3つを行いました。
活動が始まる前に子ども達に色々確認をしたところ、トランプをやったことがない子はいませんでしたが経験値に差があり、特に大富豪に関しては出身学校によって微妙にルールが違ったりするなど、皆で一斉に行うには少々難しい部分もありましたが、ルールを確認し合ったりして、仲良く行いました。
一休さんは、円状にカードを並べ1枚ずつカードをめくって中央に置いていき、1・9・3のいずれかのカードが出た場合のみ、素早く取り、最終的に最もカードを多く取れた人の勝ちという、至ってシンプルなゲームです。数字さえ分かれば誰でも楽しめるゲームであり、低学年の子でも楽しんでくれていました。中には上手く取れずに悔しがる子もいましたが、自分で気持ちを切り替え、皆の輪の中に戻っていく様子に、子ども達の成長を感じました。
神経衰弱はメジャー且つルールも複雑ではないので、これも少しの説明で皆理解して盛り上がってくれていました。子ども達の記憶力は指導員とは比べ物にならぬほど高く、指導員が混じると、コテンパンに打ち負かしていました。数字が苦手な低学年の子も「Aは1」「Kは13」のように、あらかじめアルファベットになっている数字を伝えておくことで、楽しんでくれていました。
大富豪は、「5スキップ」や「8切り」、「Qボンバー」など、一通りのルール表を作り、そのルールを採用するか否かは、各グループの子ども達の判断に任せました。「8切りは分かりやすいで」「Qボンバーはこうやで」と、ルールを知っている子が知らない子に対して教えたりしながら進める様子があり、微笑ましかったです。
休憩を挟んだ後にも、7並べをしたりカード当てクイズをしたりと、1日を通して色々なトランプ遊びを楽しんでもらいました。
◇おでかけ…みんなでゆめくじら公園へ行って、おもいっきり体を動かそう!
四日市市は霞ケ浦にある、ゆめくじら公園へ行きました。
前日までの悪天候による遊具の濡れ具合や地面の状況などが懸念されましたが、いざ公園へついてみると遊具は問題なく遊べる様子であり、地面も左程ぬかるんではいなかったので、目いっぱい遊ぶことが出来ました。
着いてすぐに大きな遊具で遊びました。アスレチックを登っていくと長い滑り台がある遊具となっており、多くの子ども達が一目散にその滑り台に向かってアスレチックを登っていきました。この日は天気も良く、他の家族連れや一般の子ども達も沢山いましたが、スカイの子ども達は出発前に確認した「小さい子には順番を譲る」などの約束事をしっかり守りつつ、滑り台から「見て見て~」と楽しそうに指導員に手を振ったりアスレチックを駆け回ったりしていました。
しばらくしてから、他のハグハググループと合流し、広場へ移動して鬼ごっこをして遊びました。鬼ごっこが好きな子はもちろん、そういった集団遊びが苦手な子たちも参加することができ、他の施設の子どもを笑顔で追い回したり、追いかける指導員を挑発しながら逃げまわったりと、とても楽しい時間が流れていました。
最後にもう一度遊具で遊んでから帰りました。終日、子ども達は約束事をしっかりと守りながら楽しんでくれており、公園から帰った後の振り返りでも、皆が満足気であり、とても良い形で終えることが出来ました。
◇生活訓練…机や窓ふきなどの掃除やロッカーの整理整頓をしよう!
毎月恒例の掃除の活動です。今年度最後の掃除の活動ということで、拭き掃除をメインに徹底的に行いました。
スカイの子ども達の凄いところは、掃除自体が楽しい活動ではないにもかかわらず、積極的に取り組んでくれるところです。特に窓ふきに関しては、とても楽しそうに取り組んでくれていました。「私上の方まで届くよ!」と、活動の中で喜んでくれたり、「こっち手伝って!」「これは僕できるよ」と、子ども達同士で協力し合いながら掃除をしてくれているところに、子ども達の良さをひしひしと感じました。
拭き掃除以外でも、エアコンのフィルターの埃をガムテープで綺麗に取り除いたり、指導員と一緒に送迎車の洗車を行ってくれたりしました。フィルター掃除は、「私やる!」と、自ら立候補してくれた子ども2人が行ってくれ、洗車については、指導員が選んだ子ども2人と一緒に、雑巾で汚れている所を拭いたりマットに着いた泥や砂を払ったりと、尽力してくれました。
丁寧に一か所を掃除し続けてくれる子もいれば、素早く完了させるためにスピード重視でこなしていく子もいれば、皆の掃除をサポートしてくれる子もおり、指導員が指示したわけでもないにもかかわらず自然と手分けしながら作業を進めてくれていました。皆のおかげで、綺麗なハグハグスカイが再び帰ってきました。