◇人間関係・社会性…棒サッカーをしよう!みんなで協力してゴールを決めよう!
本来は縦一列になって行うこの競技ですが、普通のサッカーに雰囲気を近い形にアレンジして行いました。
これまでに活動で棒サッカーを経験したことのある子たちも、最初の内はアレンジされたコートにどう対応しようか探りながら取り組んでいました。実際にプレイしながら「そこやとシュートするよりも向こうにパス出した方が良さそうやな」「そこからシュートすればええんや!」と、気付きながら取り組んでくれていました。また、あまりボールに触れられていない子にパスを回したり、「今や!撃て撃て!」「オッケーイ!」と声を掛け合ったりしながら楽しむことが出来ました。特に、ゴールが決まった時はチーム全員で喜び、「ナイスゥ!」「いいねぇ!」と喜び合う姿がありました。一方で、相手チームがゴールを決めた時も「おぉ!」と、素直に良いプレイを認めたりと、子ども達からスポーツマンシップを感じることが出来ました。
活動の振り返りをすると「負けたけど楽しかった!」と、素晴らしい感想が出たり「もっとコートを広くするか、一回にプレイする人数を減らせばもっと楽しくなると思う」と、建設的な意見を挙げてくれる子もおり、次につながる活動となりました。
◇運動・感覚…みんなでダンスを踊りながら、体の使い方やリズム感を高めよう!
今回の活動では、SNSを発端に子ども達の間で流行っているダンスを皆で踊りました。普段の活動では、指導員がみんなの前に立ち、映像と合わせて踊るというやり方で行っていましたが、この日はダンスが得意な子ども達数人に指導役をお願いしました。
指導役になった子たちは、その子なりに一生懸命教えてくれました。「まず背伸びして?そこからこっちの足だけかかと付けて?そうそう!」と、一つ一つの動きを丁寧且つ熱心に教えてくれていました。その熱心さに答えるように、教えてもらっていた子たちも見よう見まねで練習し、短時間で踊れるようになりました。指導役になった子の中には、生まれ持った感覚でダンスが上手に出来る子もおり、「なんでこれが出来やんかなぁ…どうすれば分かるかなぁ…」と苦労していましたが、一緒に踊ってみる・手を持ってあげるなど、その子なりに工夫をして少しでもみんなが踊れるようになるよう頑張ってくれていました。
活動の最後に、みんなで合わせて踊ってみました。指導役をしてくれていた子の一人が先頭に立ち、どの子もお手本になる子が目に入るよう場所まで調整して取り組みました。普段ダンスや体操の活動に苦手意識を持つ子も、熱心に活動に取り組む友達の姿を見て、頑張って踊ってくれました。踊っている最中の皆の素敵で楽しそうな笑顔が印象的でした。指導役を頑張ってくれた子ども達からは「教えるってむずかしいなぁ…」と感想を教えてくれ、伝えることの難しさを体験することが出来た活動となりました。
◇健康・生活…餃子の皮でピザを作り、お昼ご飯に食べよう!
子ども達が大好きな餃子の皮ピザづくりの活動でした。今回の調理実習も事前にレシピの活動を取り入れて、作り方や入れる食材を子ども達に考えてもらいました。
ソーセージやベーコンといった切りやすい具材は、調理バサミを使って食べやすいサイズに切り分け、キャベツや玉ねぎなど大きなものは包丁を使って切りました。「これだと大きすぎる?」「もうちょっと小さいほうがいい?」と時折指導員に確認をしながら、慎重かつ丁寧に取り組むことが出来ました。
切り終えた具材から、炒める作業を進めていきました。こげないよう、手際よく混ぜてくれました。炒める時にホットプレートに腕や手が触れないように少し後ろに下がって取り組むなど、子どもたちなりの工夫も見られました。
具材の下準備が出来たら、餃子の皮の上にのせる作業をしました。餃子の皮の残り枚数とそれぞれの具材の残量を調整しながら、残り物が出ないように気を付けながら取り組みました。「そっちのチーズ取って~」「ピザソースってどれくらいあまっとる?」「アスパラ入れ終わったらつぎかして!」「キャベツ結構余りそうだから多めに入れてもいいと思うよ~」など、子どもたち同士で声掛けをしあいながら、楽しげな雰囲気で取り組む事が出来ました。
出来上がったらみんなで食べました。それぞれが思い思いに感想を言い合っており「ケチャップとコーンの組み合わせ、意外に合うなぁ」「ピザソース付けただけのやつうまいぞ!?」と楽しく食べました。ごちそうさまをするまでの間に、デザートピザ作りを手伝ってくれた子もいました。事前に細かく分けておいたマシュマロやチョコレートに加え、はちみつも使って甘いデザートピザを作りました。「甘い方がやっぱ好きだわぁ」と素直な感想を述べてくれる子もおり、最後までみんなで美味しく頂きました。