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2024.07.01~2024.07.06

◇運動・感覚…サーキットトレーニングで体幹を鍛えよう!

月も変わり、一気に気温も上がってきました。これからの運動療育は特に、水分補給を筆頭に体調管理に最新の注意を払って行っていきます。
体幹を鍛えよう、ということで準備運動の後に体幹トレーニングを行いました。しばらく体幹トレーニングを行っていなかったため、プランクのような基礎的な運動にも「キツイ~」「無理~」としんどそうなことを言いながらも、笑顔で取組んでいました。
今回のサーキットトレーニングでは、これまでになかった初めての療育道具として、バランスペダルとU字バランスボードを用いて行いました。初めて目にする道具に子ども達は「早くやりたい!」と興味津々な様子で、特にバランスペダルは注目の的になっていました。が、実際にバランスペダルをやってみると見た目よりも難しく、中々前に進めなかったり、ふらついて指導員が支えないと進めない子もいたりと、苦戦する子が多かったです。それでも初めての体験に、笑顔で楽しく取り組んでくれていました。
もう一つの新しい療育道具であるU字バランスボードも、最初は両足でバランスを取りながら立つのでやっとだった子ども達ですが、徐々に慣れてくると両足で立った状態で左右に揺れたりするなど、持ち前の運動神経や体幹の強さを遺憾なく発揮してくれていました。
この他にも、ポックリやトランポリンなど、スカイの子どもたちにとってお馴染みの物も用意しました。ポックリは活動として取り入れるのはかなり久しぶりでした。ポックリでバランスストーンを避けて進むというそれほど難易度の高くない内容でしたが、感覚を忘れている子もおり、意外にも苦戦する子もいました。トランポリンは、天井から吊るされた手形をジャンプしてタッチするという分かりやすい内容で、楽し気に取り組む様子がありました。
幾度となく活動として行ってきているサーキットトレーニングですが、みんな笑顔で楽しく取り組んでくれていました。

◇人間関係・社会性…みんなで七夕ゲームを行い、ルールを守る大切さを覚えよう!

この日は3種類の七夕に因んだゲームを行いました。
1つ目に、うちわと星型に切った画用紙を使ったゲームを行いました。うちわであおいで相手の陣地に多く星を送り込んだ方が勝ちという、分かりやすいゲームを行いました。このゲームは個人戦で行い、子ども達が順番に対戦相手を選んでいく形式で行いました。対戦相手に選ばれた子どもたちは、「なんで俺なん?」と言いつつも、嬉しそうな顔をして対戦していました。対戦中も、お互いがルールをしっかり守り、笑顔でゲームに臨んでくれていました。
2つ目に、ペアで協力するゲームを行いました。織姫と彦星に見立てた紙コップを机の両端から滑らせ、同じライン上に並べばクリア、というルールで協調性が必要となるゲームでした。ペア同士でお互いの力加減を調整し合い、息を合わせて取り組んでくれていました。また、学年が違う子同士で組んでいたペアは、低学年の子に先に紙コップを滑らせ後から自分が調整して滑らせる、という気配りも見せてくれていました。
3つ目には、王様転がしドッチボールの七夕バージョンを行いました。チーム内で織姫or彦星を一人決め、その人を守りながらボールを転がして行うドッチボールです。まず、チーム内で誰を織姫・彦星にするのかを、子ども達同士で話し合って決めてもらいました。指導員が話し合いの様子を見守っていたのですが、子ども達だけでもスムーズに話し合いがまとまり、速やかにゲームに進むことが出来ました。転がしドッチボール自体がスカイの子ども達に大人気のレクリエーションですが、活動として行うのは久しぶりであったので子どもたちは大いに喜んでくれていました。
この日の帰りの会にて、何人かの子ども達から「どのゲームも、みんなしっかり説明を聞いてルールを守れていた。メリハリが付けられていて良かった。」と振り返る声がありました。楽しみながらもルールはしっかり守る、という姿から、子ども達の大きな成長を感じました。

◇健康・生活…みんなで七夕そうめんを作って美味しく食べよう!

翌日の七夕に因んで、七夕そうめんを作りました。この日は具材として、オクラ・きゅうり・ミニトマト・卵・カニカマの5種を準備しました。
きゅうりとトマトは、包丁で切るのみの作業です。きゅうりは千切りに、トマトは半分にそれぞれカットします。調理実習を何度も経験しているスカイの子ども達からすれば野菜を切るのもお手の物で、特に高学年の子は、慣れた手つきで切りつつも慎重さを忘れずに取り組んでくれていました。低学年の子たちも、指導員の補助の下、丁寧に切ってくれていました。
オクラも基本的には輪切りにするのみでしたが、下茹でをする工程がありました。鍋でお湯を沸かしている間、鍋を見ていた子どもたちは「まだや!もっと温度上がってからや!」と、見た目でお湯の温度を判断するなど、冗談を交えながら楽しそうに調理に取り組んでくれていました。加えて、「オクラの茹で時間は2分や」と子どもが言い、その通りにしてみたところ、丁度良い硬さに仕上がりました。輪切りにする際は顔つきも真剣な表情に一変し、楽しむところと気を付けるところのメリハリもしっかりつけることが出来ていました。
卵はまず、薄い卵焼きを焼くところから始めました。卵焼きを担当してくれていた子どもたちの手際が驚くほど良く、綺麗に焼き上げてくれていました。薄い卵焼きが出来上がったら、星形の型を使ってくり抜く作業です。ポンポンとハンコを押すかのように、たくさん作ってくれました。余った卵焼きは細く切り、そうめんの具材にしました。
カニカマは、食べやすいようにほぐします。「カニカマ好きじゃない」と言う子もいたりしましたが、前向きに作業に取組んでくれる様子がありました。
具材を切ったりしている間に、麺を茹でました。大きな鍋から立ち上る湯気に「熱い!」と言いながら、単純な作業をも楽しんで取り組んでくれました。
盛り付けまで「映え」を意識し、見た目にも華やかな七夕そうめんをみんなで食べました。今日も子ども達からの「美味しい!」を頂きました!

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