◇(認知・行動)…洗濯ばさみを使って色々なものを作ろう!
この日は、洗濯ばさみのバネを利用して玉を飛ばす道具を作ってみました。玉はティッシュペーパーを丸めてセロテープで止め固めた安全なものにしました。洗濯ばさみの2か所の持ち手にそれぞれ割りばしをテープで巻いて固定し、玉を置く場所は、割りばしにペットボトルのキャップを貼付けしたものです。仕組みも作り方もシンプルで、うまくいけば2m程ポーンとティッシュ玉が飛びます。
見本を目にすると駆け寄ってきて「これ何?」と聞いてきた子ども達。「洗濯ばさみの大砲だよ」と伝えてすぐ見本で飛ばしてみると、自分で作る時は割りばし2本をテープで巻いて長くして、もっと遠くまで飛ばすために工夫していました。「ここまで切って、こうやってしたいの」と熱中した様子です。
その後、手作り大砲でティッシュ玉を飛ばして遊びました。壁に当てて壁の下にセットしたカゴに入れるチャレンジをする子、得点別に色付けした場所を狙う子等、命中した場所に入った時には自然に「入ったぁ」と嬉しそうな声が出ていました。
日用品を利用し、自分で工夫して道具を作ることができるということを学べた一日になりました。
◇(健康・生活)…お金の数え方や計算に挑戦してみよう!
“お金の数え方や計算”は生活していく中で常に必要になります。金額の桁数から足し算引き算、掛け算割り算まで必要になります。
この日は、2・3人のグループ分けで進め、指導員が出す問題に正解出来たらお小遣いが増える形で進めました。それぞれのグループに合わせた問題にチャレンジしてもらうと、お小遣いを増やそうと、協力して真剣に問題を解いていました。低学年の問題は「50円玉を使って275円を作ってみよう」とお金の種類に関しての問題を解いてもらいました。「50円玉ってこれ?」と数ある硬貨の中から自分達で確認し合いながら選ぶ姿がありました。中学年・高学年チームは「500円のお釣りが欲しい場合、いくら出せばいいでしょう」などのお釣りの問題から「合わせていくらになりますか」の掛け算と足し算を組み合わせた複雑な問題などに挑戦してもらいました。
お釣りの問題に関しては、子ども達が昼食などを買いに行く中で、端数を出さずに小銭が溜まっていってしまう姿があったため、今回は数を意識した問題に取り組んでもらいました。高学年を中心に、協力して問題を解いていく姿が見られましたよ。 解いていく中でわからなくなると、指導員に「これで合ってる?」と熱心に聞いてきます。5円玉や50円玉も使用する方法も伝えながら、またチャレンジしました。「正解!」と伝えると、表情が一気に明るい表情に変わっています。
お金は将来誰しもが触れる大切な物です。今はまだお金を自分達で使う機会は少ない子どもたちですが、将来お金の正しい価値観や使い方が出来るようにこれからも定期的にお金の活動を行っていきたいです。
◇(健康・生活)…「サイエンス・スイーツ」おいしい科学実験を楽しもう!
サイエンス・スイーツと聞いて反応は、???ですよね。活動内容について、子ども達からも「何するの?」と事前にたくさん聞かれました。
この日のサイエンス・スイーツはスイカをメインにして作りました。まずは白玉団子作りです。全員で粉に水を加えて練って丸めました。指導員が「耳たぶくらいの柔らかさにしてね」と伝えると高学年が中心になって「これくらいじゃない?」「もうちょっとこねて」とグループで協力して作っていく姿が見られました。この白玉団子は、スイカの実をくり抜いた皮を器にして、その中にスイカの実やフルーツ、アイスの実も入れる具の1つになります。そこへ、炭酸飲料を立てて、発砲させるためにメントス(お菓子)を投入するという仕組みのサイエンスです。
まずは一つ目のお楽しみ、スイカ割りを行いました。「右、左、そのまま前っ!」と周囲から元気な声が飛び交う中、アイマスクをして右や左、斜めに動いたり、スイカ目掛けて“安全棒でパン!アイマスクを取って「やったぁ」と嬉しそうな声・・・成功です☆
2チームに分かれて、メイン部分のスイーツ作りに入りました。割れたスイカの実を全員でくり抜いて別容器に入れておき、残った皮の部分を器にしました。スイカをくり抜いていく作業も楽しそうな声がたくさん聞こえます。「白い部分見えてきたで!」「もっと掘ろうや!」と協力してスプーンを使って中をくり抜いていく子ども達。器の中央に炭酸飲料を置き、その周囲に色々なフルーツとアイスの実、そしてくり抜いたスイカの実を入れて完成です。
いよいよ実験開始‼子ども達の緊張も高まります。指導員も初めての実験にドキドキ…。「せーの!!」Ⅿの掛け声で炭酸飲料にお菓子のメントスを投入すると・・・泡があふれてきました!!「わぁ!」「やばいやばい溢れる!!」と子ども達も大興奮。実験成功です☆ どうしてメントスを入れると炭酸飲料が噴出するのか子ども達に解説も入れました。メントスの表面のたくさんの気孔が、炭酸の泡を大量に作り、一気に圧力がかかって噴き出すという仕組みです。
そのままその場でサイエンス・スイーツを食べました。たくさんの子が、「○○欲しい」と好みのフルーツやアイスをおかわりする満足そうな声も飛び交いました。
スイカ割りで盛り上がったり、全員で協力してスイーツを作ったり、作ったスイーツでまた楽しんだりと盛りだくさんな一日を過ごしました。