◇学習支援・・・チームで協力しボッチャをして、点数を計算しよう!
今日は皆で“ボッチャ”というスポーツをしました。ボッチャとは、ヨーロッパで考案されたスポーツで、性別年齢、障害のあるなしに関わらず、すべての人が一緒に楽しめるスポーツとしてパラリンピックの正式種目となっています。ボールを投げたり転がしたりして点数を競うゲームで、正式なボッチャには様々なルールがありますが、今回は子ども達も分かりやすく楽しめるように、的の黄色い枠にボールが止まれば2点、青い枠は5点、白い枠は10点というルールを決めて、3人ずつのチームに分かれて取り組みました。
まずは練習でボールを転がしてみます。皆よく的を狙ってボールを転がしますが、ボッチャ特有のずっしりとした重みのあるボールはなかなか思った場所に止まってくれません。的に届かなかった場合はもう少し力を込めて、的を通り過ぎてしまった場合はもう少し優しく、と自分で力加減を調整しながら練習に取り組みました。
いよいよ本番です。誰かがボールを転がすと、皆どこに止まるのかが気になりすぎて思わずボールに近寄り「○点!」と教えてくれます。また、立ったままボールを転がすだけでなく、椅子に座って投げてみるなど、色々な動きで的を狙うことで変化を楽しみ、盛り上がることができました。優勝したチームは金メダルを首にかけてもらいニッコリです。ボッチャというスポーツを知り、皆で楽しめる活動となりました。
◇生活訓練・・・ジオボードで形態や空間を把握する力をつけよう!
今日はジオボードの活動に取り組みました。ジオボードとは、ピンに輪ゴムをかけて図形等を完成させる教材で、指先を使う作業の練習になるだけでなく、形態や空間をイメージする力の発達を促すのに効果的な方法とされています。
数字や図形の見本を用意し、子ども達はそれを見て輪ゴムをかけていきます。活動が始まると皆集中し、1つ完成するたびに「できた!」と嬉しそうに指導員に見せてくれました。直線的な図形はスムーズに作成できた子も、斜めの線や複雑な形になってくると「あれ?こうかな?」と試行錯誤しながら取り組んでいました。完成すると達成感を得ることができ、「次はこれ作ってみようかな」と、意欲的に取り組む姿を見せてくれました。
普段の生活の中で黒板を写すのに時間が掛かる子や、模写が苦手な子、書いた文字のバランスが悪い子などは、形態や空間を把握しイメージするのが苦手な特性を持っている場合も多いです。ジオボードは楽しみながらそのような力を鍛えるトレーニングとなる活動となりました。
◇制作活動・・・絵の具を使って大小の鯉のぼりを作ろう!
もうすぐ子どもの日ですね。今日は皆で鯉のぼりを作りました。
まずは大きな鯉のぼりの鱗作りです。指や筆を使いながら、絵の具でカラフルに色を塗っていきます。「赤と青を混ぜたら紫になった!」、「指だけじゃなくて手形をつけてもいい?」と一人一人が絵の具での制作を楽しんでくれました。 絵の具が乾いたら鱗の形に切って、ビニールに貼り付け、目玉を付けたら大きな鯉のぼりの完成です!ハグハグの天井を堂々と泳ぐ鯉のぼりが出来上がり、みんな「すごい!」と大満足です。
トイレットペーパーの芯を再利用して可愛い手持ち鯉のぼりも作成し、新聞紙で兜も作り、皆で笑顔の写真を撮ることができました。